コンテナ型油浸冷却システム「HashTank」
マイニング/ブロックチェーンに:
コンテナ型油浸冷却システム「HashTank」は
従来の油浸冷却システム(油浸ラック+ポンプモジュール)と
コンテナを組み合わせてマイニング/ブロックチェーンに適した
Antminer S9を高密度実装できるシステムです。
IoT・AI・VRなどリアルタイムで高負荷なサービスに:
もちろん従来のHPCやクラウドサービスの高度化など
高集積・高速演算処理に最適な冷却方式です。
特徴と構成
GRC社のHashTankシリーズは、油浸ラック+ポンプモジュールの
構成を20フィートあるいは40フィートコンテナに内蔵しており
従来の空調・防湿・防塵・UPS等の設備が不要な冷却システムです。
コンテナ内の設置スペースをフルに活用することができます。
例えば40フィートコンテナを利用したHashTank40の場合、AntminerS9を
最大で432台(52Uラックx6基分670kW・6,048TH)収容することが可能で
DC専用でない建造物や敷地(工場や商業施設、倉庫、駐車場など)に
設置してすぐに稼働させることが可能です。
コスト削減効果
これらにより従来の液浸型マイニングマシンやGPUマイニングリグの
冷却電力を大幅におさえ(30%以上)、工期を大幅に短縮し(約8週間)
マイニングファームの投資効率を最大化することを可能にします。
4MW超のDCをHashTank40で構成する場合、コンテナx6基が
必要となります。従来のDC専用の建物・空調設備を新設した場合と
比較すると、建設コスト・床面積は1/4に、建設期間は1/10に圧縮
サーバの消費電力は30%削減、冷却電力は90%削減の試算となります。
初期~運用までコストを大幅に圧縮し、早期にサービスインして
収益化を図ることが可能です。
場所探し、ハード選定、保守サポートもお任せください。
アライアンス各社(DC事業者、設備設計・施工会社、サーバメーカ、etc)との
連携で、設計・施工・運用・保守の各フェーズをサポートいたします。
コンテナ型油浸冷却システムの代表的な実績
GRC社のコンテナ型油浸冷却システムは、アメリカ空軍で活用され
C4I:Command Control Communication Computer Intelligenceの
一翼を担っています。
また、東工大のスーパーコンピュータTSUBAME-KFCでも
使用されており、省エネ型スパコンの世界ランキングGreen500
において2013年・2014年の2年連続で第1位、また5年連続で
トップ5にランク入りした実績があります。
これは特に進歩の早いハイパフォーマンスのコンピューティング分野で
油浸冷却システムの投資効果が非常に高いことを実証するものです。
参考写真(コンテナ内部およびAntminer固定フレームの様子)