CarnotJetシステム
CarnotJetシステムはデータセンターむけの液浸冷却ソリューションです。
あらゆるラックマウント型サーバを空気の1200倍の比熱容量をもつ冷却油で
満たした特殊なラックに浸けて冷却します。
冷却油
冷却油はメジャーなオイルメーカの汎用品(メーカ4社、5製品)を使用。
無色・無臭・絶縁で発火温度(引火点)は260℃と高く
危険物指定(石油第XX類等)・消防法の適用外です。
基本構成
CarnotJet Systemは油浸ラック✕4とポンプモジュール✕1の1セットが基本構成となります。
油浸ラック:42U、48U、55Uのバリエーションをご用意しております。
*お客様のご要望や環境に応じて、カスタマイズも可能です。
ポンプモジュール:ポンプ、フィルタ、熱交換器を含みます。
ポンプは油浸ラック内の冷却油を循環させます。
熱交換器で建物外部の冷却塔等の冷却水と熱交換し外気に放熱します。
ポンプ・配管は1+Nあるいは2Nの冗長構成が可能です。
DCIMと制御システム
システム各所に配置したセンサーからの情報を統合して
冷却油の流量の最適な制御と故障診断・障害検出をおこないます。
メール・SNMPアラート、BACnet、RESTful APIなどに対応しています。
24時間365日の監視サービス
またセンサーからの情報はメーカにおいても24時間365日の監視をおこない
エンジニアがお客様をサポートいたします。
コンテナ型CarnotJet
CarnotJet System(油浸ラック・ポンプモジュール)はDCの建物内に設置するだけでなく
コンテナに内蔵して従来のコンテナ型DCよりも安価・短期に構築して運用可能です。
もっとも優れたエネルギー効率
冷却システム自信が使用する電力はシステム全体の3%〜5%程度(PUE1.03〜1.05)
建設期間の大幅な短縮
受注後8〜10週間程度で米国テキサス州から出荷、最短期間での可動開始を実現します。
どんな気候にも対応する柔軟性
周囲温度55℃までであれば、どこでも使用可能です。
シンプルな構成
CarnotJetコンテナ1基あたり250kWの容量で、順次増設して拡張できます。
コンテナは上下2段に積み重ねが可能です。